FC2ブログ

30歳で億万長者になれなかったサラリーマンが、日々投資を学び経済的自由を手にするまでの軌跡を綴る

【銘柄分析(2914)】JT(2011年3月期~2018年12月期)

CATEGORY日本株式
今日は僕のポートフォリオの主力になっているJT(2914)の財務分析をやっていきたいと思います。

JTは、「ひとのときを、想う。」でおなじみの、日本人なら知らない人はいないであろう大企業です。
たばこ事業を中核としながら、食品・医薬品にも展開しています。
現在、株価は軟調な展開となっていますが、配当利回りは5%を超えており、インカム目的で保有している個人投資家も多いのではないでしょうか。

僕も2018年以降に株価が下落したタイミングでエントリーし、その後買い増しを続けた結果、主力銘柄の一角となっています。


  1. P/L

  2. B/S

  3. キャッシュフロー

  4. 株主還元

  5. バリュエーション(PER)

  6. リスク



P/L


売上収益・営業利益



20190407214827b82.png

売上収益・営業利益ともに安定しています。
利益率も高い水準を維持できています。
大きな成長は期待できませんが、たばこ事業は寡占事業のため、安定した収益が見込めます。
配当目的の投資にはピッタリの銘柄と言えます。


成長率



20190407220536cb0.png

CAGR ➡ 売上収益:1.05% 営業利益:4.99%


セグメント別営業利益



20190407221224a2e.png

JTの稼ぎ頭は"たばこ事業"ですが、海外たばこ事業をのばせなければ同社に未来はないでしょう。
数値にもあらわれていますが、国内たばこ事業はジリ貧で、今後も逓減していくのは間違いない。
これは、喫煙者として肌で感じます。

同社も当然そんなことは分かっており、海外たばこ事業への投資を積極的に行っています。
そして、結果が数値にもあらわれています。
JTって実はすごいグローバル企業なんですね。
▶ 参考:JTサイト


EPS(1株当たり利益) ・ ROE(自己資本利益率)



20190407223051659.png


2019年12月期予想



・売上収益 : 2,200(- 0.7%)
・営業利益 : 540(- 4.4%)
・EPS : 206(- 4.1%)

売上・利益ともに減益の予想となっています。
ただ、JTは「為替一定ベースの調整後営業利益」という指標を重視しており、こちらは増益を見込んでいます。


B/S


2019040722441239c.png

自己資本比率だけを見ると健全に見えますが、同社の特徴として多額の"のれん"を計上しています。
これは積極的なM&Aの結果ですが、減損のリスクがつきまといます。


キャッシュフロー


20190407224517d07.png

2016年~2018年の投資キャッシュフローが大きなマイナスとなっているのは、多額のM&Aを行っているためです。
【2016】レイノルズ・アメリカン(アメリカ)の米国外たばこ事業への出資
【2017】フィリピン、インドネシアのたばこ会社への出資
【2018】ロシア、バングラデシュのたばこ会社への出資


株主還元


201904072246494d1.png

・連続増配年数:15年
・配当利回り:5.8%(2019/4/12時点)

配当性向は70%と高水準になっており、利益が伸び悩む状況下では、これ以上の増配は期待しづらいです。
2019年12月期は154円(増配率2.6%)の予想となっています。
まあ、株価にも表れていますが、同社に期待している人は少ないと思いますので、利益横ばいで"減配"さえ無ければ個人的にはOKです。

また、JTは配当に加え、株主優待も実施しています。
個人的には株主優待の内容はイマイチだと思っていますが・・・


バリュエーション(PER)


201904072248028f5.png

・2019/4/12時点 : 12.7倍

過去8年間の平均PERと比較すると割安な状況です。


リスク


のれん



のれん (会計)

のれん(goodwill)とは、企業の買収・合併(M&A)の際に発生する、「買収された企業の時価評価純資産」と「買収価額」との差額のことである。

欧米では、のれんの償却は禁止行為である。のれんの合理的な償却期間が算定できない為に、米国会計基準でも国際会計基準においても、のれんの償却が禁止されている。そして例外的に、「規則的な償却を行わず、のれんの価値が損なわれた時に減損処理を行う」こととなっている。のれんの持つ価値が失われたと判断された時点で減損処理する。
出典:Wikipedia

JTはIFRS(国際会計基準)を適用しています。
そのため、"のれん"の償却はされず、現在2兆円もの"のれん"が積みあがっています。

買収したたばこ事業がしっかりと稼げていれば問題ありませんが、そうではない場合、高額の減損処理がされるリスクがあります。
東芝や日本郵政の巨額のれん減損はまだ記憶に新しいです。


訴訟



最近、JTのカナダ現地子会社に対する訴訟がニュースになりました。
たばこ会社の宿命なんでしょうが、この件に限らず、多数の訴訟を抱えています。
詳細は、有価証券報告書の偶発事象の項で確認できます。
個人的には楽観的に考えていますが、大きなリスクを抱えていることは自覚しておく必要があります。


以上、JTの財務分析を行いました。
固有のリスクを抱えているものの、安定した収益と高配当を考えると、現状の株価は安すぎると判断しています。
僕はホールドを継続しますが、投資は自己責任で。


にほんブログ村 株ブログへ
気が向いたらポチお願いします

COMMENTS

0Comments

There are no comments yet.

REPLY

Leave a reply