貸株サービスは活用できるのか?
CATEGORY日本株式
貸株サービスは利用されていますか?
僕は条件付で利用しても良いと考えています。
保有している株式を証券会社に貸し出す見返りに、金利を受取ることができるサービス
▶ 詳しくはこちら(SBI証券サイト)
<補足:貸し出された株式の行方>
証券会社が貸株市場で運用し、信用取引で空売りをしたいプレイヤーに貸し出されます。
メリット・デメリットを整理しましょう。
株式からキャッシュフローが得られるのは売却or配当のタイミングですが、その時が来るまではキャッシュフローを生み出さない。
一方でデメリットです。
SBI証券のサイトでもしっかり記載されていますので、あわせてご確認下さい。
貸株は無担保で証券会社に株式を貸し付けるという契約のため、貸株先の証券会社が破綻した場合、一切資金が戻らない可能性があります。
また、分別管理の対象にもならず投資者保護基金の対象外となってしまいます。
支払われる金額は「源泉税徴収額を差し引いた配当金相当額」のため、配当金額と変わらないのですが、「雑所得」扱いとなる事が大問題です。
つまり『源泉税徴収後の金額から、さらに税金が引かれてしまいます』。
しかも、雑所得扱いだと『配当控除もありません』。
絶対に避けなければなりません。
(法人税引き後~配当金同等の源泉徴収後~総合課税って3重課税じゃねーか!!!)
対象銘柄が限定されますが、一応頭にはいれておきましょう。
あくまで、キャピタルゲイン・インカムゲインを目的として銘柄選択すべきで、貸株金利を目的として選択するのは本末転倒です。
貸株金利=おまけです。
僕の場合、SBI証券を利用していますが、SBI証券に金を貸すならどの位の金利が妥当か?という事です。
これは人によって判断は異なると思いますが、僕個人の考えとしては、「0.5%以上」ならありかなと考えています。
(2019年2月時点の金利情勢、および、いつでも貸株解除できる事から短期金利と捉えると納得できる水準のため)
理由はデメリットで記載した配当3重課税を避けるためです。
年2回程度ですので、リマインダー設定しておけば手間という程の事ではないと思います。
また、証券会社の財務情報にも気を配るべきでしょう。
ある日突然SBIHDが逝ってしまう事って、ちょっと考えづらいと思うんですよね。
定期的に財務情報をウォッチしておけば、事前にデフォルトを回避できる可能性は高いのではないでしょうか?
(危なそうな兆候があれば、貸株解除すれば良いのです)
以上の事から、僕の場合は以下銘柄を今のところ貸株に出しています。

貸株は自己責任で。
僕は条件付で利用しても良いと考えています。
利用しても良いと考える条件(結論)
① 貸株金利を目的に銘柄を選ばない
② 証券会社の信用リスクに見合う金利がある
③ 多少の管理の手間は許容できる
貸株サービスとは?
保有している株式を証券会社に貸し出す見返りに、金利を受取ることができるサービス
▶ 詳しくはこちら(SBI証券サイト)
<補足:貸し出された株式の行方>
証券会社が貸株市場で運用し、信用取引で空売りをしたいプレイヤーに貸し出されます。
メリット・デメリットを整理しましょう。
メリット
貸株金利が得られる
貸株していても通常通り売却はできる(売りのタイミングを逃すという事は無い)
保有している株式の有効活用(お金が2重で働いてくれる)
株式からキャッシュフローが得られるのは売却or配当のタイミングですが、その時が来るまではキャッシュフローを生み出さない。
一方でデメリットです。
SBI証券のサイトでもしっかり記載されていますので、あわせてご確認下さい。
デメリット
証券会社の信用リスク(最大のデメリット)
貸株は無担保で証券会社に株式を貸し付けるという契約のため、貸株先の証券会社が破綻した場合、一切資金が戻らない可能性があります。
また、分別管理の対象にもならず投資者保護基金の対象外となってしまいます。
配当金が「配当金相当額」という扱いとなり、所得区分が異なる(配当所得では無く、雑所得になる)
支払われる金額は「源泉税徴収額を差し引いた配当金相当額」のため、配当金額と変わらないのですが、「雑所得」扱いとなる事が大問題です。
つまり『源泉税徴収後の金額から、さらに税金が引かれてしまいます』。
しかも、雑所得扱いだと『配当控除もありません』。
絶対に避けなければなりません。
(法人税引き後~配当金同等の源泉徴収後~総合課税って3重課税じゃねーか!!!)
長期保有特典を受けれなくなる可能性
対象銘柄が限定されますが、一応頭にはいれておきましょう。
利用しても良いと考える条件(結論)と僕の場合
① 貸株金利を目的に銘柄を選ばない
これは言うまでも無い事かもしれませんが、「貸株金利が高いから」という理由で株式を買ってはいけません。あくまで、キャピタルゲイン・インカムゲインを目的として銘柄選択すべきで、貸株金利を目的として選択するのは本末転倒です。
貸株金利=おまけです。
② 証券会社の信用リスクに見合う金利がある
つまり「貸株金利=証券会社に金を貸しているようなもの」と捉える事ができます。僕の場合、SBI証券を利用していますが、SBI証券に金を貸すならどの位の金利が妥当か?という事です。
これは人によって判断は異なると思いますが、僕個人の考えとしては、「0.5%以上」ならありかなと考えています。
(2019年2月時点の金利情勢、および、いつでも貸株解除できる事から短期金利と捉えると納得できる水準のため)
③ 多少の管理の手間は許容できる
必ずやるべき事として「配当権利日前に貸株解除する」という事です。理由はデメリットで記載した配当3重課税を避けるためです。
年2回程度ですので、リマインダー設定しておけば手間という程の事ではないと思います。
また、証券会社の財務情報にも気を配るべきでしょう。
ある日突然SBIHDが逝ってしまう事って、ちょっと考えづらいと思うんですよね。
定期的に財務情報をウォッチしておけば、事前にデフォルトを回避できる可能性は高いのではないでしょうか?
(危なそうな兆候があれば、貸株解除すれば良いのです)
以上の事から、僕の場合は以下銘柄を今のところ貸株に出しています。

貸株は自己責任で。